言わずと知れた超人気スポット【上高地】
春には新緑を、夏には避暑地として、秋には紅葉を見に、と季節ごとに素晴らしい自然を堪能できる最高にきれいな観光地です。
その美しさを一目見ようと訪れる観光客は後を絶ちません。
が、そんな繁忙期に避けて通れないのが渋滞。
なんとか渋滞を避けて楽しむ方法がないか考えて最善の方法を試してみました!
なかなか気合がいりますが、長野県側から駐車場の渋滞を避けて上高地を楽しむ方法とおすすめのコースをご紹介します。
長野県側から上高地へ行くには?
長野県側から上高地へ行くには大きく分けて2つ。
自動車で行くか公共交通機関で行くか、です。
自動車の場合
長野自動車道 松本I.Cより自動車で1時間程度で沢渡(さわんど)駐車場まで行けます。
沢渡駐車場からシャトルバスに乗り換え、上高地まで30分程で到着します。
沢渡駐車場は24時間営業で1日700円の駐車料金がかかります。
沢渡地区から上高地までの往復シャトルバスの料金は大人1人2,800円、子ども1人1,400円となっています。
(2024年現在)
さわんど駐車場から上高地までのシャトルバスの時刻表は、お出かけ前に各自アルピコ交通ホームページで確認してください。
公共交通機関の場合
①JR松本駅から上高地線で新島々駅へ。(所要時間30分、電車料金片道710円)
新島々駅から上高地までの路線バスが出ています。
新島々駅から上高地までの所要時間は約1時間5分ほど。
バスの乗車料金は、片道大人1人2,550円・子供1人1,280円となっています。
②JR松本駅松本バスターミナルから路線バスで上高地へ。
こちらのバスは予約制のため事前予約が必要となります。
松本バスターミナルから上高地までの所要時間は約1時間35分です。
バスの乗車料金は、片道大人1人4,000円・子供1人2,000円です。
乗車時間は①、②とも1時間半強で同じくらい。
料金は、大人料金で見ると②の方が740円高くなります。(2024年現在)
バスの予約や、バスの運行表についてはお出かけ前に各自アルピコ交通ホームページにてご確認下さい。
また、上高地からの帰りの便については現在予約制となっておりますので、予約を忘れずに!
そのため松本からの往復料金はなく片道料金のみとなっています。
その他にも、東京や大阪などからの直行便のバスも出ています。
【上高地】繁忙期に渋滞を避けるには
上高地の繁忙期には、駐車場に入れない車で列を作ってしまうこともしばしば。
そんな渋滞を避けるにはやはり早朝着しかない!と思った私たちは念には念を入れて、夜出発の夜中着で出かけました。
夜中2時頃に到着すると、同じように車中泊目的の車が多数。
さわんどバスターミナルに一番近い第3駐車場は数台空いているのみ。
第2駐車場の方は第3よりはまだ空いているようでした。
少し仮眠をとっている間にもどんどん車が来て空いていた数台もすぐに埋まりました。
シャトルバスの時刻表を見ると、土日祝日の始発が5時となっていて、5時の次が5時半となっています。
5時のバスがいっぱいで乗れなかったら5時半になるのかな?
多客時には臨時バスを運行することがございます。とバス会社のホームページに書いてありますが、臨時便が出るか出ないかもわからず、とりあえず4時半頃準備をしてバスターミナルに向かいました。
すると、すでに長蛇の列!
100人くらいは並んでいて焦りました。
これ、乗れなかったらどんどん遅い時間のバスになるのかなー?なんて思いながら乗車券を買って待っていましたが、ちゃんと臨時便がどんどん来て、私たちは4台目くらいの臨時便に乗ることができました。
きっと土日は焦らなくても臨時便がたくさん出ているのでしょうね(笑)
調べてもそのあたりの情報がなかったので要らぬ心配をしてしまいました!
さわんど駐車場は、上高地から穂高や槍ヶ岳などへの登山の方も利用するため、長期に停める方もたくさんいらっしゃいます。
それが、夜中に行ってもあれだけ駐車場が埋まっていた理由ですね!
特に長期連休にはそれが顕著に出るため注意が必要です。
長期連休には、車中泊覚悟で夜到着するように行くか、少しお金は余分に掛かりますが駐車場渋滞に巻き込まれることのないバスで行くというのもひとつの手かなと思います。
上高地を歩くのにおすすめのコース!
5時にさわんど駐車場を出発し、上高地まで行ってしまっても良いのですが
私がおすすめするコースは大正池でバスを降りて上高地方面へ歩くコースです!
大正池は大正4年の焼岳の大噴火の際に生じた火山泥流が梓川をせき止めてできたそうです。
とてもきれいな池で、一見の価値ありです。
せっかく来たのだから河童池周辺だけではもったいない!
晴れていれば美しい穂高連邦や焼岳を見ることができますよ。
早朝は風がなく、きれいなリフレクションの写真を撮ることができるのも魅力のようです。
私が行ったときは前日に雨が降り、真っ白に霞んでいたのでリフレクションは見れませんでした。
大正池から散策開始
大正池から河童橋周辺まで遊歩道が整備されていてどの道も美しく、木々や沢などを楽しみながら1時間ほどかけて歩いていきます。
梓川沿いの整備された木道を歩きます。
始発で来ると、まだ人が少ない時間帯にのんびりと歩くことができるのも良いところです。
始発のバスは半分以上が登山客で、大正池で降りる人は少なめでした。
なぜ行きに大正池で降りた方がよいかというと、帰りのバスは出発地点の上高地ですでに満員になっていることも多く乗れないこともあると聞いたためです。
繁忙期でなければ大丈夫かもしれません。
ただ、この後多くの観光客がどんどん上がってくる事を考えると、のんびりと鳥の声を聴きながら歩ける早朝の時間帯というのはとても貴重だと思います。
霞沢岳押出しへ
大正池から上高地方面へ15分ほどで霞沢岳押出しに到着。
すこしだけ日が差してきて焼岳の姿を見ることができました。
晴れた日であれば、綺麗なエメラルドグリーンの川を見ることができます。
残念ではありますが、これはこれで幻想的でよかったです。
田代湿原~河童橋
こちらは田代湿原。
こちらも霞んでいて残念・・
晴れていれば奥に穂高連邦を望むことができます。
霧がすごくて今日はもしかしたら穂高も見れないかなぁ~なんて思いながら歩いていくと、なんと!
急に視界が開けてどーんと穂高連邦!
森の中を歩いているうちに一気に霧が晴れて晴天になっていました。
もう少し遅い便で来ていたら、大正池もきれいに見えたのかも。
でもあの静けさも捨てがたい。
田代橋を渡り、対岸へ。
上高地温泉ホテルや上高地アルペンホテルの前を通り河童橋へ。
この時間、まだ周辺のお店もやっていないのでもう少し先へ進んでみます。
河童橋~白樺展望台
河童橋を過ぎたところにある白樺展望台。
写真では伝わらない!
息をのむほど美しいってこのことだと思いました。
さらに先へ進みます。
岳沢湿原
岳沢湿原。ここが本当にきれいでした!
少し足を延ばして大正解。
河童橋からそれほど遠くないのでぜひ行ってみてほしいです。
立ち枯れの木々と澄んだ水の美しさに圧倒されます。
本当は明神一之池まで行きたかったのですが、さらに1時間ほどかかるそうなので断念。
5時20分頃大正池を出発して、散策しながらのんびり歩いてきて現在8時すぎ。
河童橋の方へ戻ろうかな。
来るときに前を通ったアップルパイ屋さんに寄ってみようと思います。
アップルパイのお店トワサンク上高地へ
そのアップルパイ屋さんがこちら。
トワサンク上高地。
河童橋のすぐ近くにありますよ。
9時オープンとのことで少し待って
アップルパイセット1,050円 と、極上の上高地りんごソフトクリーム 530円 を購入。
しっとり系の冷たいアップルパイでした。。
ソフトクリームは普通においしかったです。
ロケーションは抜群なのでのんびりとお茶することができてよかったです。
上高地バスターミナル
この時間になるとどんどん観光客の数が増え、周辺のお店もオープンしだして河童橋周辺が賑わしくなってきました。
少し周辺を散策し、お土産などを見ながらのんびり上高地バスターミナルへ。
到着したバスからどんどん観光客が降りてきます。
バスターミナルではすでに帰りのバスの行列ができ始めていました。
この頃お昼前くらい。
でもまだ帰る人はそれほど多くなくしっかり席を確保することができました。
夕方にかけての帰りのバスは大変込み合いますので時間に余裕をもって並ぶことをおススメします。
まとめ:上高地には早朝出発がおすすめ!
始発のバスで行く上高地の様子をお伝えしましたがいかがでしたか?
私自身渋滞や行列が大嫌いなので、この早朝に出発して静かな観光地を堪能し、多くの観光客が訪れる頃に現地を離れるという選択は大正解だったと思います。
様々な事情で、そんな朝早くには行けないよ~という方も多いと思うのですが、そういった場合は3連休や夏休みなど確実に混む日にちをずらして行くというのも手ですね!
私は大混雑が予想される日に行ったので、始発のバスで行くという方法を取ってみました。
混雑はしますが、上高地は本当に美しい日本を感じられるスポットです。
ぜひ一度は行ってみてほしいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!